今シーズンのプレミアリーグは例年よりも面白いと言っていいだろう。
首位のリバプールは未だ無敗でトップを走り続けている。
そして2位と3位につけているのがまさかのレスターシティとヤングスターで構成されているチェルシーなのだ。
王者マンチェスターシティは4位となり、5位には昇格組のシェフィールドユナイテッドがいるなどまさに混戦。
シーズンはまだまだ長く、この最高に面白いレースもじっくりと見れそうだ。
そんなレースをより面白くするものは何と言っても移籍市場におけるクラブの動きだ。
よりクラブに合った選手を獲得すれば当然チーム力は上がり、この混戦をさらにかき回すことも可能だ。
そこで今回はPAよりプレミアリーグがより輝く、実現するかもしれない3つの移籍を紹介しよう。
1.マリオ・マンジュキッチ➡マンチェスターユナイテッド
マリオ・マンジュキッチはユベントスの中でも最も信頼でき、一貫性のあるプレーをしていた選手のはずだ。
それが今ではスカッドの外で凍らされているかのように出番を失っている。
エムレ・ジャンと同じく監督交代の餌食となってしまったのだ。
このベテランストライカーはあらゆる局面に上手く対応し、周りを納得させることができるだけのパフォーマンスをしてきたにもかかわらずだ。
マンチェスターユナイテッドは現在ストライカー不足に喘いでいる。
それもそのはず、ロメル・ルカクとアレクシス・サンチェスを放出すれば必然的に攻撃の枚数は減ってしまうのだ。
マンジュキッチはこれまでのマンチェスターユナイテッドになかった武器を提供し、マーカス・ラッシュフォードとアントニー・マルシャルと2人の若者へ良い影響も与えられるはずだ。
彼らはアーリング・ハーランドやジェイドン・サンチョなどスカッドを若返らせるための移籍戦略を実行しようとしているがマンジュキッチ獲得によるメリットを考えれば冬にでも動くべきだろう。
2.ミケル・オヤルサバル➡マンチェスターシティ
ミケル・オヤルサバルはマンチェスターシティが以前よりチェックしていた期待のスペイン人だ。
いや、もはやその領域は脱し完全にワールドクラスへの道を歩んでいる。
移籍が噂されるリロイ・サネの代わりにぴったりなアタッカーであり、リバプールに追いつきリーグを制するためのブースト役になってくれるだろう。
名門レアルソシエダで10番を背負うオヤルサバルにはこれまでの多くのクラブが獲得に動いていた。
その卓越した技術と高い戦術理解力、そしてペップが求めるであろうハードワークも厭わない精神は簡単に見つけることのできない才能だ。
冬に彼らの動きに要注目したいところだ。
3.ティモ・ヴェルナー➡リバプール
ライプツィヒに所属するティモ・ヴェルナーはサディオ・マネ、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノらで形成されているスリートップの代役にピッタリの選手だ。
スペースを見つける力とスピード、そしてゴールを沈めるための決定力を併せ持つ彼は確実にリバプールにフィットするだろう。
年齢も若く、同胞であるユルゲン・クロップがいることを考えればヴェルナーがリバプール移籍を選択する可能性は高い。
おまけに契約を延長した際にリリース条項をつけているためリバプールにとってはバーゲンとも言える買い物になるだろう。
このまま圧倒的な力で首位を独走し、悲願であるリーグ優勝を果たしたければヴェルナーが必ず必要になってくる。
プレミアリーグを盛り上げるためにもこれらの移籍が実現することを願いたいものである。
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