3.カリドゥ・クリバリ&コスタス・マノラス ナポリ
今シーズンのカリドゥ・クリバリはまさにピークとも言えるパフォーマンスだ。
完全にナポリの壁と化し、そのスピード、強さ、ボールの扱い、空中戦すべてにおいて世界最高レベルとなっている。
それに対し、ローマから加入したギリシャ人ディフェンダー、コスタス・マノラスもクリバリに劣らぬ活躍を見せている。
元々弱点のないディフェンダーとされていたが今シーズンもとてつもない守備を見せている。
特に空中戦での強さとゲームを読む力に長けているためインターセプトでのボール回収が非常に多くなっている。
この2人のコンビは素晴らしいパートナーシップを見せている。
両方ともピッチ上ではリーダーとなっているため文字通り最後尾からチームを固く団結させることに成功している。
今シーズンのナポリはやや失速気味だがこの2人を基盤にして後半戦で巻き返しを狙いたいはずだ。
2.ステファン・サビッチ&ホセ・ヒメネス アトレティコマドリー
今シーズン、守備のみならずチームの精神的柱であったディエゴ・ゴディンが去ってしまいチームには不安な空気があったに違いない。
それを打ち消したのがこのコンビだ。
ステファン・サビッチはまるでゴディンの空気を纏っているようであり、センスに溢れる選手だ。
守備における強さを持ちながらゲームを読む力もあり、ロングボールを使った後方支援が可能だ。
クレバーさが光る場面が多く、インターセプトやクリアの数が多くなっている。
しかし、彼にはスピードの欠如という弱点がある。
それを補うのが相方であるホセ・ヒメネスである。
ヒメネスはゴディンの弟子のような存在であり、彼のリーダーシップや闘志を間近で見てきた選手だ。
そのためピッチ上では闘志をむき出しにし、恵まれたスピードを武器にサビッチと非常に良いコンビを組んでいるのだ。
ラリーガにおいては相変わらずアトレティコマドリーは最堅守のチームであり、アトレティコマドリーの守備をリフォームしたのがこの2人のコンビだ。
間違いなく世界でもベストな組み合わせだろう。
1.フィルジル・ファンダイク&ジョエル・マティプ リバプール
非常におそろしいコンビだ。
フィルジル・ファンダイクは言うまでもなく世界最高クラスのパフォーマンスを披露しており、前述したクリバリやマノラスらを数字上では大きく上回っている。
リバプールの怪物とも称され、スピード、対人、インターセプト、空中戦、ゲームの読み、ボールコントロールすべてにおいて高水準のものを備えている。
ジョエル・マティプはそんなファンダイクにとって最高の相方だろう。
空中戦の強さはもちろんファンダイクよりも鋭い守備を見せる場面も少なくない。
そして何よりも彼の縦パスとボールの持ち運びはチームにとって非常にプラスとなっている。
攻撃のスイッチを入れることができ、セットプレーで得点も期待できるセンターバックは貴重な存在だろう。
後ろでずっしりとファンダイクが構え、マティプは隙を見てボールを持ち出す。
この関係が見事に出来上がっているからこそ彼らの守備は安定しており、攻撃でも一撃必殺を決めることができる。
残念ながらマティプは怪我で離脱しているが、確実に今シーズンでベストなコンビだと言えるだろう。
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