1.ジェイミー・ヴァーディ
今シーズンのジェイミー・ヴァーディは再びかつての輝きを取り戻している。
戦術的にも非常に重要な選手であり、レスターシティが2位に位置しているのもヴァーディの活躍があってこそだ。
ベテランの域に達したものの比較的若いチームの中で連携面でサポートをしたり結果を出すことで信頼を得ることに成功している。
現在の得点ランキングではセルヒオ・アグエロやピエール・エメリク・オーバメヤンらを抑え見事1位となっている。
チームの状況にも左右されるとは思うがこのままいけばゴールデンブーツ賞の獲得も決して夢ではない。
奇跡の優勝を果たしてから多くのクラブから獲得の打診があり、エンゴロ・カンテやリヤド・マフレズら主力が移籍する中ここまで残り続けているヴァーディ。
キャリアの終盤を見事な形で締めくくることはできるのか。
2.タミー・アブラハム
チェルシーはジエゴ・コスタが去って以降ストライカーの不在に悩まされていた。
オリヴィエ・ジルーやミシー・バチュアイらが加入したものの思ったような結果を出すことはできず、エースであるエデン・アザールに依存する日々が続いていた。
そのアザールもついにレアルマドリーへと旅立ち、本格的に得点不足になるかと思われたがすべてはこの男が解決した。
昨シーズンはアストンヴィラへローン移籍しており、そこで25点を決める活躍を見せたタミー・アブラハム。
フランク・ランパードはアブラハムを信頼し、開幕から起用したが現在はその期待に見事に応えている。
12試合で10得点を決めており、さらにはフィニッシュパターンも多彩なためチェルシーの9番を務めるのに最適な選手となったのだ。
その他チェルシーでは若手が多く躍動しているがアブラハムは間違いなく彼らをこれから牽引していける存在だ。
残りのシーズンでどれほどの結果を残すのか楽しみにしている人も多いだろう。
3.ジョン・マッギン
今シーズン、アストンヴィラは昇格クラブながら大きなインパクトを残すだろうとずっと言われていた。
現在の順位は17位と低迷しているが、その中身は決して悪いものではなくいつ上位陣を喰ってもおかしくはないほどのサッカーを展開している。
その中でも躍動しているのがスコットランド代表のミッドフィルダー、ジョン・マッギンだ。
マンチェスターユナイテッドも今夏の獲得を狙っていたとされており、今シーズンは既に2ゴール2アシストを記録している。
ボールを持った際は前線へのパスコースを探すほか、自らも積極的にゴールを狙ってくる。
さらに優れたオフザボールの動きでチームに対し非常に効果的に立ち回ることができる。
間違いなく今シーズンのプレミアリーグの中でもベストなミッドフィルダーの1人であり、ヴィラが今後残留を目指すためには欠かせない選手だ。
特に上位陣との戦いの際は彼の動きに注目して見てほしい。
4.ジョン・ランドストラム
現在5位に位置しており、世界を驚かせているシェフィールドユナイテッド。
斬新な戦術と優れた選手たち、そして練度の高い連携を駆使した守備は何者にも壊すことはできない。
正直、シェフィールドユナイテッドの選手は全員紹介したいほど今シーズンは素晴らしいがその中でも良い意味で期待を裏切ったのはジョン・ランドストラムだろう。
昨シーズンチャンピオンシップで10試合にしか出場していない彼はシェフィールド最強のハードワーカーと化しており、今ではチームに欠かせない選手となっているのだ。
ここまで3ゴールを決めており、攻撃の際はその素晴らしい走りで相手ボックス内へと侵入し脅威となる。
守備の際はシンプルかつ強烈で優れたタックルを見舞い、脅威を排除してくれる。
チームにとって必要不可欠なタイプの選手であり、これからシェフィールドが順位を維持できるか否かは彼のコンディションに左右されても決しておかしくはない。
これからはプレミアリーグの地で躍動するジョン・ランドストラムに焦点を当てて試合を見ても面白いかもしれない。
5.ジョルジーニョ
フランク・ランパードは本当に移籍禁止処分の中良くやっている。
若手をふんだんに使い、チャンピオンズリーグ出場権を獲得できるだけの順位を維持しているのだ。
その中でもジョルジーニの覚醒は彼にとって非常に大きな意味を持つだろう。
サッリシステムでは絶対不可欠な選手でありながらフィジカルが足りず、フランク・ランパードのサッカーでは通用しないと言われいたのが懐かしく感じるだろう。
守備面での改善を図りながら持ち前の攻撃性をさらに高めているのだ。
今やプレミアリーグでも屈指のチャンスメーカーであり、司令塔であり、そして精密機械のようなパスを通すことができる選手だ。
タミー・アブラハムのゴールをアシストした試合は今シーズンの彼のすべてが詰まっているようだった。
これから全盛期を迎える年齢のためジョルジーニの覚醒はこんなところでは終わらないだろう。
美しく、そしてまるで刺すようなパスを供給する彼のプレーにはこれからも注目だ。
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