プレミアからまた1人、監督が去ってしまうかもしれない。
先日アーセナルのウナイ・エメリが解任されてしまい、チームは悪循環を断とうとしている。
監督交代は難しい決断であり、チームの状況を大きく左右する可能性がある重大な責任を問われてしまう。
その中でウェストハムユナイテッドを率いているマヌエル・ペジェグリーニも解任候補となってしまっている。
現在13位と沈んでおり、ヨーロッパの大会への出場権を目指してたチームは厳しい状況に置かれている。
戦力もそれほど悪くないが、怪我人の多発などどうしようもない出来事も彼らの躍進を止めている。
そこで今回はペジェグリーニに代わる3人の監督候補を紹介しよう。
1.ラファエル・ベニテス
ラファエル・ベニテスは多くのクラブを率いてきた紛れもない名将だ。
イスタンブールの奇跡で知られるリバプールでチャンピオンズリーグを優勝した印象が強いだろう。
ベニテスはとにかく守備に厳しい監督であり、現実的な戦術を用いて戦うことができる。
ニューキャッスルユナイテッドを率いていたころは限られた戦力の中で非常に上手くチームを操っていた。
感情を表に出すタイプではないため、チームに初めから大きな勢いをもたらすことはできないかもしれないが彼のやりたいサッカーが浸透した時、ウェストハムは本来いるべき順位に位置しているだろう。
2.エディ・ハウ
エディ・ハウもまた、限られた戦力の中で結果を出すことができる監督だ。
若くして監督キャリアを始め、選手時代を過ごしたボーンマスで指揮を執り続けている。
彼の特徴はシンプルかつ明確な目標を持った攻撃であり、最近では組織的な守備も完成させようとしている。
前線にカラム・ウィルソンやジョシュア・キングなど強力な選手がいるからこそ採用できる戦術だが、ウェストハムの前線も実力者揃いのため苦労はしないだろう。
問題はボーンマスを愛し続けてきたハウが国内のライバルチームへ行くか否かだろう。
しかし、より資金力を持ったチームでどれほどやれるのかを試したい気持ちはすべての監督が持っていることだ。
可能性は非常に低いが決してゼロではない。
3.クリス・ワイルダー
昇格組であるシェフィールドユナイテッドをプレミアの台風の目にしようとしているクリス・ワイルダー。
センターバックがフルバックをオーバーラップで超えてクロスを上げる斬新な戦術を用いた彼のチームは非常に守備が固く、レスターシティ、リバプールに次ぐ失点の少なさを誇っている。
守備に大きな問題を持つウェストハムとしては解決のための強力な一歩となるだろう。
また、ワイルダーは革新的なことができることを自ら証明しているため単純に戦力や資金が多いウェストハムでどのような革新を生み出すのか非常に楽しみではある。
しかし、シェフィールドを昇格させプレミアリーグで素晴らしい戦いを見せている最中にチームを離れるだろうか?
この52歳の名将の心を動かすには相当の覚悟が必要だろう。
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