ドルトムントに所属するジェイドン・サンチョは10代ながら非常に巨大な能力を持っている。
特筆すべきはそのドリブルであり、ブンデスリーガはおろか世界でもトップクラスの成功率を誇っている。
チームに貢献すべく得点力とアシストの数も徐々に増やしており、昨シーズンは13ゴール19アシストを記録した。
今シーズンも既に7ゴール9アシストを記録しており、確実に数字を伸ばしてきている。
そんなサンチョには移籍の噂が絶えない。
その中でも熱心に獲得を狙っていると言われているのがリバプールだ。
快進撃を見せるレッズをサンチョが選ぶかどうかが決め手となるが来夏にも答えは出るだろうか。
しかし、イエスと答えればサンチョのこれからのキャリアは確実により明るいものとなるだろう。
そこで今回はジェイドン・サンチョがリバプールへ移籍すべき理由3つを紹介しよう。
1.ユルゲン・クロップ
ユルゲン・クロップはこれまで多くの選手たちをトップレベルに育て上げてきた。
ロベルト・レヴァンドフスキ、マルコ・ロイス、マリオ・ゲッツェ…。
挙げればキリがないほどである。
クロップの特徴として選手の良さを120%引き出すことができるという点がある。
現在のリバプールを見てもセンターフォワードとして活躍しているロベルト・フィルミーノや無名であったアンドリュー・ロバートソン、アレクサンダー・アーノルドなど彼らがやりやすいスタイルで一定の自由を与えているのだ。
クロップならばサンチョの持っている魅力が消えることはないだろう。
それどころか更に輝きを増し将来的にバロンドール獲得を狙えるまでに成長できる可能性がある。
それだけの実績と信頼をクロップは持っているのだ。
2.チームのスタイル
リバプールはフィルジル・ファンダイクとアリソンが加入してから鉄壁のディフェンス陣を誇っている。
しかし、それと同様に光っているのが攻撃陣だ。
ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネ、モハメド・サラーの3人を止められるチームは少なく、ボールを持ちながらの遅攻と伝家の宝刀であるスピードと破壊力抜群のカウンターを駆使しながら非常に攻撃的なスタイルを展開する。
サンチョは決してブロックを敷いて守るスタイルに合う選手ではない。
良さを存分に発揮したければ自らの特徴である高い攻撃力を活かすことができるチームを選ばなければならない。
ヘンリク・ムヒタリアンとアレクシス・サンチェスがマンチェスターユナイテッドで成功できなかったことが何よりの例だろう。
3.プレッシャー
チャンピオンズリーグで6度目の優勝を果たしたリバプールは常にプレッシャーの中で戦い続けている。
彼らはいつ負けるのか?
本当にリーグ優勝はできるのか?
怪我人は出ないのか?
このようなプレッシャーがある中でのプレーは非常に難しい。
サンチョが仮に加入したとしてもスタメンを確約されることはないだろう。
それだけの選手がリバプールに所属しているということであり、自らが快適かつ好きなように振舞えるわけではないのだ。
しかし、そのプレッシャーに打ち勝ってこそワンランク上へと登り詰めることができる。
ファビーニョは非常いい例だ。
突如高額な移籍金でリバプール移籍となったが冬前まで出番は一切無かった。
それが徐々にチームにフィットしてシーズン後半戦はリーグ戦やチャンピオンズリーグでも欠かせない選手の1人となった。
まだ若く経験も浅いサンチョにとっては刺激的な場所になるのだ。
これまで数々の名選手はこのようなプレッシャーを乗り越えてきた。
リバプールならば必ず彼が将来目指すべき場所のヒントが見えてくるはずだ。
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