1.マンチェスターユナイテッドは進化的で広大なサッカーを目指している
ポチェッティーノは若い人材を育てることに長けている。
そんな若い選手たちの持ち味の一つとして走力が挙げられる。
ポチェッティーノはスパーズを走るチームへと進化させ、前線から仕掛けるプレッシングを大きな武器としたのだ。
その結果ストライカーであるハリー・ケインやゲームメイカーのクリスティアン・エリクセンまでもがかなり走行距離を記録することとなった。
現在のマンチェスターユナイテッドのメンバーはほぼ全員がカウンター向きと言える。
スピードと相手を躱す能力が高いマーカス・ラッシュフォードとアントニー・マルシャル、さらにはダニエル・ジェームスが加入したためカウンターの破壊力は増すに違いない。
その他優秀な選手がアカデミーに在籍しているため、ポチェッティーノは機を見て彼らをトップチームに組み込むはずだ。
ピッチを広く使い、それでいて前線から攻め込むスタイルのサッカーを植え付ければ必ずマンチェスターユナイテッドは生まれ変わる。
それにスパーズよりも使える資金も多く、彼の望む選手を獲得することが可能だ。
2.若い選手を育ててきた実績
ポチェッティーノにはハリー・ケインに始まり、デレ・アリやハリー・ウィンクスなどを育ててきた実績がある。
マンチェスターユナイテッドにはメイソン・グリーンウッドらスター候補選手が多数在籍しており、彼らは覚醒するためのヒントを欲している。
プレミアリーグで多くの若手をトップレベルにまで引き上げてきたポチェッティーノならば彼らに与えることができる物は多いはずだ。
決して層が厚いとは言えない現在のマンチェスターユナイテッドのトップチームではアカデミーの選手がスタメンの座を奪おうと思っていても不思議ではない。
そうするとチーム内での競争力も更に上がり、結果的にチーム力も大きく上がるだろう。
短期的で結果も出すことができ、長期的なチーム作りも見込めるこれ以上ないオプションだろう。
3.資金力が豊富
スパーズのダニエル・レヴィ会長は金に非常に厳しいことで有名だ。
簡単に資金を投入することをせず、利益を優先するからだ。
これも経営者としては当然の判断だろう。
マンチェスターユナイテッドにはスパーズとは比べ物にならないほどの資金力が存在する。
近年のポール・ポグバやアンヘル・ディマリア、ハリー・マグワイアなど大金を投じて獲得してきた派手な移籍市場での動きを見れば一目瞭然だ。
ポチェッティーノにはスカウティングの目はあるが選手の獲得に至らなった…。
このようなことがスパーズであったとしたら、それは大きな問題だ。
監督が望む選手を連れて来ることができないことは非常にフラストレーションが溜まる話だろう。
マンチェスターユナイテッドではそのようなことは起きない。
若手のみではなくワールドクラスを適正価格で獲得することができればポチェッティーノの望むチームが出来上がるだろう。
ブランド力もあるマンチェスターユナイテッドでの仕事はポチェッティーノの力が最大限発揮されると言っても過言ではないだろう。
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