5.スティーブン・ジェラード
彼ほど素晴らしいキャプテンはサッカー史上稀である。
そのキャリアのほぼすべてをリバプールに捧げ、何ともドラマチックな日々を送ってことだろう。
残念ながらプレミアリーグのタイトル獲得はできなかったが、ここ10年で目まぐるしく変わったサッカー界の中で見事にチームを支えてきた。
晩年は自らの代名詞でもあるミドルシュートを放つ機会も少なくなったが、ポジションを変更して恐ろしいゲームメイカーとしても活躍した。
彼のように1つのクラブにすべてを捧げた選手について多くを書くことはできない。
はっきりしていることは、サッカーの歴史に間違いなく残り続ける選手だということだ。
4.モハメド・サラー
プレミアリーグの新記録である32ゴールをしたモハメド・サラー。
今やチームに欠かすことのできないこのエジプト人は2年連続で得点王を獲得するなど一気にスターへの階段を上った。
カウンターの場面で特に輝き、相方であるサディオ・マネやロベルト・フィルミーノらとの連携も抜群である。
リバプールが約£40mを出して獲得したと言われているが、それは完全にバーゲンセールとなった。
年齢的にこれから全盛期を迎えるサラーは更なる成長とともにリバプールを高みに導くはずだ。
3.サディオ・マネ
そしてサラーの相方、サディオ・マネは3位にランクインした。
まったく怪我をしない頑丈さに全力で自陣地へ戻り守備をする献身さ、そして何よりモハメド・サラーとピエール・エメリク・オーバメヤンと並ぶほどの得点力を擁しているパーフェクトアタッカーなのだ。
元々切れの鋭いドリブルは左サイドで輝いており、球離れも良いためサイドバックやフィルミーノら前線の選手との相性も抜群だ。
あのリオネル・メッシがバロンドール候補に投票したのも納得のパフォーマンスを見せる男、それがサディオ・マネだ。
2.フィルジル・ファンダイク
チームの守備を1人が変えられることを証明した怪物ディフェンダー、フィルジル・ファンダイク。
惜しくもリオネル・メッシとの競争に負けバロンドール獲得とはならなかったが、ドリブルで1年近く抜かれないなど驚愕のパフォーマンスを見せ続けている。
彼が加入してからのリバプールはヨーロッパを代表するほどの堅守となり、今シーズンもレスターシティに次ぐ守備の固さを見せている。
空中戦、1対1、スピード、強さ、足元の上手さなどすべてを兼ね備えたセンターバックであり、試合中はリーダーシップも発揮するため相方のセンターバックは伸び伸びとしたプレーをすることができる。
長年悩まされ続けてきたリバプールの弱点である守備を大きく改善したファンダイクはこの順位で何ら文句はないはずだ。
1.ルイス・スアレス
リバプールサポーターにとっては夢を見ていたかのような時間を過ごしていたのではないだろうか?
当時の目玉補強であるアンディ・キャロルが大失敗に終わった反面、世界を代表するほどのストライカーへと変貌を遂げたのがルイス・スアレスだ。
子供のような無邪気なセレブレーションは見ているすべての者を幸せにしただろう。
ダニエル・スタリッジとのコンビは抜群で当時の世界で最も破壊力のある攻撃陣と恐れられていた。
長くの間欲していたプレミアリーグのタイトル獲得まで残り僅かまで行くことができたのもスアレス抜きでは不可能だった。
その後バルセロナへと移籍していったが彼が残した記憶は永遠に刻まれるだろう。
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