今シーズンもチャンピオンズリーグ出場権を獲得するのが厳しくなっているマンチェスターユナイテッド。
アレクシス・サンチェスはともかくロメル・ルカクを放出した代償は大きく、チームは得点力不足に喘いでいる。
アントニー・マルシャルとマーカス・ラッシュフォードはそれぞれこれまでに7点と12点を記録しており、これからの成長を見越すと十分に戦力として計算できる。
さらにはここに新戦力の獲得もあり得る。
深刻なのは中盤である。
明らかに違いを作ることができるポール・ポグバと強度を保っていたスコット・マクトミネイが離脱してから完全に力負けしてしまっている。
フォワード2人に次ぐチーム内得点ランキングはダニエル・ジェームスの3点となっている。
ブルーノ・フェルナンデスはそのほとんどを解決できる
以前より補強の噂が立っていたポルトガル代表でありスポルティングに所属しているブルーノ・フェルナンデス。
ブルーノ・フェルナンデスは仮にマンチェスターユナイテッドに加入したとしてどれほどの違いを作れるのだろうか。
結論から言うと今マンチェスターユナイテッドが抱えている問題の多くを解決できる選手になれる。
イメージしやすいのはリバプールに在籍していた頃のフィリペ・コウチーニョだ。
中盤におけるチャンスメイカーとなり、時には得点も期待できる。
そしてこの得点力はブルーノ・フェルナンデスの1番大きな特徴なのだ。
ポール・ポグバほどのクオリティを発揮できるかは未知数だが、彼の遠目からのシュートは多くのチャンスに繋がるはずだ。
ストライカー顔負けのシュート技術とセンス溢れるキラーパスを持つ彼は前線のフォワード陣と上手く絡んでいける。
また、現在マンチェスターユナイテッドは来夏限りでスパーズとの契約が切れるクリスティアン・エリクセンの獲得も狙っていると言われている。
しかし、エリクセンとブルーノ・フェルナンデスは似ているようで違うプレースタイルを持つ選手だ。
プレミアリーグでも屈指のプレーメーカーであるエリクセンは確実にチームのチャンス数を伸ばすことができ、フリーキックでの得点も期待ができる。
ところが中盤における得点力はあまりなく、マンチェスターユナイテッドの問題を根本的に解決することはできない。
プレミアリーグにおける活躍や移籍金の低さ、そして実際にその実力を見ている点を考慮するとエリクセンを欲しがる理由は十分に理解できる。
しかし、移籍の噂もあるポール・ポグバの代わりを務めながらチームの得点力を大きく引き上げるポテンシャルを持っているブルーノ・フェルナンデスの獲得はそれよりも大きな意味を持つことになるだろう。
今冬の移籍市場にはまだまだこれから注目したいところだ。
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