Opta選定!スタッツから見る今シーズンのベストゴールキーパーたち
スタッツを記録しているサイトで有名なOpta。
試合を見て優れているゴールキーパーは素人ながら感覚でわかるだろう。
今回は自粛ムードの中、なかなか冷静に分析することが難しいということでSportkeedaよりスタッツから見る今シーズンのベストゴールキーパーたちを紹介しよう。
最少失点 10 -アドリアン(リバプール)
さて、5大リーグの中で今シーズン最も失点数が少なかったのはリバプールのアドリアンとなった。
リバプールの第2ゴールキーパーとしてフリーで獲得されたアドリアンだがプレミアでの経験は豊富でありチームを実力、精神の両面から支えてくれることを期待されていた。
今シーズンのリバプールは序盤が守護神を務めるアリソンが怪我で離脱するなど波乱が起きそうな予感がしたがアドリアンは見事にアリソンの穴を埋め、期待以上の活躍を見せたのだ。
ミスもあったもののそれ以上にセービングや1対1の強さが光り、結果的に欧州主要リーグで最も失点数の少ないゴールキーパーとして選出された。
年齢的にもまだまだ現役でやれるアドリアンは来シーズン以降の活躍にも是非期待したいところだ。
セービング率 80.36% - アリソン(リバプール)
リバプールから2人目の選出となった。
正守護神を務め、セレソンのゴールマウスをも守るアリソンが今シーズンの5大リーグで最も高いセービング率を記録した選手だ。
怪我で離脱していたものの、そのパフォーマンスはさらにアップしておりチャンピオンズリーグを含め多くのビッグセーブを見せてくれた。
最近ではそのキック精度にも更なる磨きがかかっており、アシストまで記録してしまっている。
セービング率ということでアトレティコマドリーのヤン・オブラクを思い浮かべた人も多いかもしれないが、全体的なセービング率ではアリソンが上回る結果となった。
最少落下数 0 - マルティン・ダブラフカ(ニューキャッスルユナイテッド)&カスパー・シュマイケル(レスターシティ)
最少落下数、つまり一度手にしたボールをミスで落としてしまった回数だ。
少々奇妙なスタッツであるがゴールキーパーとして信頼されるためには必要なものだ。
これには2人が選出されたが、なんとまたもやプレミアリーグからなのだ。
ニューキャッスルユナイテッドで守護神を務めるマルティン・ダブラフカとレスターシティの守護神、カスパー・シュマイケル。
今シーズン、全体的に高い評価を得ているこの2人はこういったミスの少なさも秀でている。
また、ダブラフカは2018年シーズンでとあるスペイン紙の選出でプレミアリーグベスト20の1人にもなっているのだ。
今シーズンはベルント・レノを超えるセーブ数を記録し、プレミアリーグではトップの数字を誇っているのだ。
シュマイケルは例の奇跡の優勝時から安定したパフォーマンスを見せており、父親譲りのセービングセンスは躍進を続けるチームの要と言ってもいいほど重要な盾となっている。
最高パス成功率 87.69% - マヌエル・ノイアー(バイエルン)
ゴールキーパーの概念を変えてしまったこの男、マヌエル・ノイアーも34歳とベテランとなってしまった。
怪我が目立つようになったもののやはりそのパフォーマンスはドイツ王者を支えるだけのものだ。
そんなノイアーは今シーズン、5大リーグで最高のパス成功率を記録している。
元々キックの精度は高く、そのパスから幾度もチャンスを生み出してはいたが見事にナンバーワンへと輝いた。
ベテランを代表から追いだすような形となっているドイツだが、その中でもノイアーは守護神として君臨し続けている。
プレーの質だkではなくチームにとって改革を行ってもなお必要な”何か”を持っているのだろう。
一時代を築き上げたノイアーはまだまだ現役でドイツ王者の守護神を務めるはずであり、これからの活躍にも目を向けたいところだ。
エリア外への飛び出し精度 100% - ジョーダン・ピックフォード(エヴァートン)、ルイ・パトリシオ(ウルブズ)、ダビド・デヘア(マンチェスターユナイテッド)、マシュー・ライアン(ブライトン)
スイーパー、いわゆるエリア外への飛び出しでどれほど正確だったかを測るこのスタッツ。
残念ながら試合数の関係上すべてプレミアからの選出となった。
これはエリアから飛び出したにもかかわらずすべて処理に成功しているという意味であり、これら4人の選手は飛び出しの際にミスがまったくなかったということだ。
ダビド・デヘアの名前があるのが意外かもしれないが、それほど今シーズンの彼はエリア内での決定的なミスが多かったということだ。
ジョーダン・ピックフォード、マシュー・ライアン、ルイ・パトリシオはどれもセービングに定評のある選手であり、特にパトリシオは当時ビッグクラブへ行かずにウルブズへの移籍を選んだことで世界を驚かせた。
今回はゴールキーパーの選出であったが、次回はデータから見るベストなディフェンダーたちを紹介していこう。
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