Opta選定!守備なら任せろ、スタッツから見る今シーズンのベストディフェンダーたち
今回は前回に引き続き、Optaが選定したデータから見る今シーズンのベストディフェンダーたちを紹介していこう。
最多タックル成功 68 - リカルド・ペレイラ(レスターシティ)
前回と同じく、今回もプレミアからのスタートとなった。
近年サイドバックの人材が湯水のようにあふれ出ているポルトガルだが、その中でも攻守ともに完成されている選手がリカルド・ペレイラだ。
今シーズンのレスターシティはブレンダン・ロジャースの指揮下で優勝を果たしたシーズン以来の躍進を果たしている。
あのシーズンからレスターシティは着実に力を増しており、エースを務めるジェイミー・ヴァーディやジェームズ・マディソン、ウィルフレッド・エンディディらに注目が集まっているが、サイドで圧倒的有利を作り出しているのはペレイラの貢献が大きいだろう。
タックル数の多さから守備も決して引いているのみではなく、ある程度高い位置で奪うことでチャンスにつなげていることがわかる。
ベストタックル成功率 90.63% - ラファエル・チホス(ケルン)
2018年からケルンでプレーする29歳のラファエル・チホス。
センターバックと左サイドバックでプレーが可能であり、今シーズンはケルンでリーグ20試合に出場するなど主力として活躍している。
もちろん、その他のディフェンダーたちと比べると合計の出場時間は少ないがそれでも90%を超えるタックル成功率を記録しているのは素晴らしい。
まもなくベテランの域に達する30歳を迎えようとしているがその豊富な経験と確かな実力で名門ケルンを支えるだろう。
最多1対1勝利数 256 - リカルド・ペレイラ(レスターシティ)
何と2度目の選出となった。
出場試合数が多くなるとそれだけ対戦する数も多くなるが、256回もの1対1に勝利しているのは彼の実力が疑いのないものだと証明している。
ベスト1対1勝利率 78.83% - ブルーノ・アウヴェス(パルマ)
驚きの選手が1対1における最多勝利率でトップに立った。
ポルトガル代表として96試合の出場経験を持ち、38歳となった今でもセリエAのパルマでプレーしているブルーノ・アウヴェスだ。
レンジャーズからパルマに加入し、今シーズンも21試合に出場するなど未だに絶大な影響力を誇っている。
引退が近い年齢だが、パルマは彼の経験をもとに大きな礎を築きたいと考えているはずだ。
最多空中戦勝利数 145 - ジェームス・ターコウスキ(バーンリー)&アミル・ラフマニ(ヴェローナ)
最多空中戦の勝利数はこの2人が選ばれた。
ジェームス・ターコウスキはバーンリーに所属しているセンターバックであり、プレミアでは知らぬ者はいないと言っても過言ではないほど「屈強」という言葉が似あう男だ。
ディフェンダーとして完成されており、とりわけ空中戦に関してここ数シーズンに欠けて非常に評価が高かったのだ。
ヴェローナのアミル・ラフマニはヴェローナからナポリへ移籍すると同時にシーズン終了までローンで貸し出されている選手だ。
1対1の強さやセンターバックに似合わぬボールを運ぶ能力、そして今シーズン得点こそないもののプレースキックの際に十分脅威となることできる空中戦の強みが特徴だ。
リーグは違えどこの2人が同数で1位となった。
ベスト空中戦勝率 87.76% サリフ・サネ(シャルケ)
今シーズン、シャルケで10試合の出場にとどまっているものの2ゴール1アシストを記録しているサリフ・サネ。
ハノーファーからシャルケに移籍しており、196㎝を誇る身長と屈強なフィジカルでボールを刈り取るディフェンダーらしいディフェンダーだ。
その身長が表すように空中戦では無類の強さを誇り、29歳にしてその市場価値を大きく高めている。
シャルケで今後出場試合を確実なものにするため彼は自身の武器を大きくアピールしていくだろう。
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